2026.09.14

LP制作の費用が20万円から。ホームページ3ページより高い理由

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LP制作の費用が20万円から。ホームページ3ページより高い理由

「ホームページは3ページで15万円からなのに、LPは1枚で20万円からなんですか?」

当社の料金表を見た方から、いつか必ず聞かれる質問だと思っています。ページの枚数で比べれば、たしかに逆転して見えます。3ページのほうが安くて、1枚のほうが高い。

聞かれてから説明すると、どうしても言い訳のように聞こえてしまいます。そこでこの記事では、聞かれる前に、LP制作の費用がなぜこの金額になるのかを書いておくことにしました。

先に結論を書くと、LPの費用は「ページを作る時間」ではなく「何を、どの順番で、誰に言うかを決める時間」にかかっています。そして、この「決める時間」は、ページが1枚でも3枚でも減りません。むしろ1枚だからこそ増えます。

この記事では、LPとホームページの役目の違い、LP制作の費用の中身、当社が自社のページを作ったときに実際に踏んだ失敗、そしてLP制作が向かない会社まで、順に書いていきます。

閉店後の美容室の受付で、チラシの束を横に置いたままスマートフォンを見て考え込むオーナー
閉店後の美容室の受付で、チラシの束を横に置いたままスマートフォンを見て考え込むオーナー

LPとホームページは、そもそも役目が違う

LPは「ランディングページ」の略で、直訳すると「着地するページ」です。広告やチラシのQRコード、LINEの配信などから来た人が、最初に着地する1枚を指します。

一方のホームページは、会社の案内です。会社概要、サービス一覧、実績、アクセス、お問い合わせ。訪れた人が自分で見たいページを選んで回ります。

違いを表にすると、こうなります。

ホームページLP
役目会社を知ってもらい、信用してもらう申し込みや問い合わせを1つ取る
来る人社名や地域名で検索した人が中心広告・チラシ・LINEから来た人が中心
読まれ方見たいページを選んで回る上から下へ一度だけ読まれる
載せるもの会社のことを幅広く1つの商品・1つのお願いに絞る
読み終わった人にしてほしいこと覚えておいてもらうその場で申し込んでもらう

いちばん大きな違いは、最後の行です。ホームページは「今日は見るだけ」で帰られても失敗ではありません。けれど、LPは読み終わった人がその場で動かなければ、広告費やチラシの印刷代がそのまま消えます。

当社の料金表でも、LP制作は「広告やチラシの受け皿になる縦長1枚。会社案内ではなく、申し込みを取るための1枚」と書いています。この「申し込みを取るため」という一点が、費用の違いにつながっています。

LP制作の費用相場と、当社の料金

先に、当社のホームページ制作とLP制作の料金を並べておきます。いずれも税別です。

プラン料金中身
ショールーム型15万円から16業種の見本から選び、写真と文章を差し替える。3ページまで
セミオーダー40万円からデザインから起こす。4から5ページ・外部サービス連携・公開作業まで
フルオーダー60万円からページ数の多いもの、通販・多言語、移行が重いもの
LP制作(1枚もの)20万円から誰に何を伝えるかの設計から、計測・公開まで

上記は全て一例です。ご予算に合ったプランの提案が可能です。なお、ドメインやサーバーの実費は御社で直接ご契約いただく形です。

世の中のLP制作の費用は、制作費用の比較をしているサイトの多くで、おおむね10万円から30万円程度の幅で紹介されています。当社の20万円からは、その真ん中あたりです。ただし同じ調べものの中で、この価格帯では、競合の調査や公開後の改善までは含まれないことが多いという点も目にしました。金額を比べるときは、何が入っているかを並べて見ていただくのが確実です。

ショールーム型の15万円が安い理由

では、なぜ3ページのショールーム型は15万円からでお受けできるのか。理由は単純で、「どの順番で、何を載せるか」がすでに決まっているからです。

ショールーム型は、当社が16業種ぶん先に作った見本から近いものを選び、写真と文章を御社のものに差し替える形です。美容室なら美容室の、工務店なら工務店の、載せる内容と順番を見本の段階で組んであります。この見本づくりの話は、別の記事に書きました。

ホームページ制作を15万円から。16業種の見本から選ぶ理由

つまりショールーム型の料金には、「並び順を考える時間」がほとんど入っていません。先に当社が済ませてあるからです。LPはここが逆で、並び順を御社の1つの商品のために毎回ゼロから考えます。

作業テーブルの上に白紙のカードを縦一列に並べ、1枚の順番を入れ替えようとしている手元
作業テーブルの上に白紙のカードを縦一列に並べ、1枚の順番を入れ替えようとしている手元

20万円の中身は「書き始める前」の時間

LP制作で当社が時間を使うのは、デザインやコーディングよりも、その前の段階です。書き始める前に、少なくとも次の6つを御社と一緒に決めます。

1. 誰に向けた1枚か。「群馬の中小企業の皆さま」ではなく、「チラシを見て、子どもの習い事を探している30代の保護者」くらいまで絞ります
2. その人は、どこから来るのか。検索広告から来る人と、手に取ったチラシのQRコードから来る人では、ページを開いた瞬間に知っていることが違います
3. 読み終わった人に、何を1つだけしてもらうか。資料請求か、無料体験の予約か、LINE登録か。お願いを2つ並べると、どちらも選ばれにくくなります
4. 申し込まない理由を、先に書いておく。料金はいくらか、自分は対象か、断りにくくならないか。読む人が引っかかりそうな点を先回りして答えます
5. どの順番で並べるか。困りごと、解決の中身、証拠、料金、よくある質問、申し込み。同じ材料でも、並べ方で読まれ方が変わります
6. 何で結果を測るか。申し込みボタンが何回押されたかを数えられる状態にしてから公開します。測れないLPは、直しようがありません

ホームページなら、この6つは会社全体でゆるやかに決まっていれば足ります。けれどLPは、1つでも曖昧なまま作ると、きれいに見えるのに申し込みが来ないページになります。見た目の出来と、申し込みの数は別物だからです。

AIを使えば、ページの形そのものは早く作れるようになりました。当社も写真や下書きづくりにAIを使っています。それでも、この6つを決めるのは御社の商売を知っている人の仕事で、AIは代わりに決めてくれません。LP制作の費用が、ページ数のわりに下がらない理由はここにあります。

自社のページを作って、実際に踏んだ3つのこと

当社は2026年8月13日に、自社サイトの中にサービスごとの受け皿ページを新しく作りました。AIエージェント導入支援のページと、ホームページ制作・Web運用のページです。どちらも、料金表から「詳しく見る」で着地する、LPと同じ役目のページです。

構成は8つの段に固定しました。①誰のための何か → ②こんなお悩み → ③何をお渡しするか → ④実例と実測の数字 → ⑤進め方 → ⑥料金表 → ⑦よくある質問 → ⑧問い合わせ、の順です。

形が決まっていても、作ってみると細かいところで何度もつまずきました。そのうち3つを書いておきます。

1. 写真が、本文の主張と食い違っていた

AIエージェント導入支援のページでは、本文に「説明会でも、集合研修でもありません。御社に伺い、実際の業務をひとつ」と書いています。ところが、最初に作った作業風景の写真には、人が大勢写っていました。見た人は写真から先に受け取るので、「結局は集合研修なのか」と読まれてしまいます。2人で並んで作業する構図に作り直しました。

2. 写真の中に、古い年号が読める紙が写り込んでいた

ホームページ制作・Web運用のページでは、アクセス解析の画面と月次レポートの写真を使っています。最初に生成した写真をよく見ると、写っている紙のレポートに「October 2023」と読める文字が写っていました。小さな文字ですが、気づいた人には「数年前の資料を使い回しているのか」と見えます。紙の資料を置かない、文字を写さない、という指定で作り直しました。

3. 料金が、別のページの表と食い違っていた

同じ日にほかのページも見直したところ、研修のページの料金表だけが、価格を改定する前の「お見積り」のままになっていました。トップの料金カードは新しい金額に直してあったのに、ページの中の表だけが古かったのです。以後、ページごとの料金表は1か所にまとめて持つ作りに寄せ、価格を改定するときは料金カードとページの表の両方を見る決まりにしました。

3つとも、ページを作る作業そのものではなく、「このページを読んだ人が、どこで引っかかるか」を確かめる作業で見つかったものです。LPは1枚で判断されるので、こうした食い違いが1つあるだけで、読む人はそこで手を止めます。当社のLP制作の費用のうち、少なくない部分はこの確かめの時間です。

打ち合わせスペースで、印刷した写真2枚を持ち比べながら、どちらを使うか笑顔で話し合う2人
打ち合わせスペースで、印刷した写真2枚を持ち比べながら、どちらを使うか笑顔で話し合う2人

数字は、小さくても盛らずに出した

もう1つ、決めていたことがあります。ホームページ制作のページには、自社サイトの検索での実測値を載せましたが、その横に「決して大きな数字ではありません」と書き添えました。

LPは申し込みを取るための1枚なので、数字を大きく見せたくなります。けれど、盛った数字は、実際にお会いしたときに必ず食い違います。読んだ人が申し込んだあとに「話が違う」とならないように書くのも、設計のうちだと考えています。

LP制作の20万円に含むもの、含まないもの

分かりにくくならないように、20万円からの料金に含むものと、含まないものを分けておきます。

含むもの

  • 誰に、何を、どの順番で伝えるかの設計(上の6つを決める打ち合わせ)
  • 原稿づくり
  • 縦長1枚のページの制作
  • 申し込みの回数を数えられるようにする計測の設定
  • 公開作業

含まないもの

  • 広告の出稿費用(広告を出す場合、広告媒体へのお支払いは御社から直接になります)
  • ドメイン・サーバーの実費
  • 公開したあとの継続的な改善

最後の「公開したあとの改善」は、LPではとくに大事です。公開してみて、申し込みボタンが押されない、途中で読むのをやめられている、と分かったら直す。公開後の修正は月5,000円からの運用保守で、数字を毎月見て次の手を打つところまで任せたい場合はWeb丸ごと運用(月5万円から・税別)でお受けしています。保守の3プランの中身は、こちらに書きました。

ホームページ保守の費用は月5,000円から。3プランの中身

LPとホームページ、どちらから作るべきか

「結局、うちはどちらを作ればいいのか」というご相談も多いので、当社の考え方を書いておきます。

  • 広告やチラシを出す予定があり、売りたいものが1つに絞れている → LPから
  • まず会社として見つけてもらい、信用してもらいたい → ホームページ(ショールーム型)から
  • 両方ほしいが、予算はどちらか一方 → ホームページから。LPを読んで興味を持った方が、会社のことを確かめに行ける先が先に要るからです

どちらが正解というより、今いちばん困っているのが「見つけてもらえないこと」なのか、「来た人が申し込まないこと」なのかで決まります。

夕方の住宅街の歩道で、配り終えたチラシの残りを抱えながらスマートフォンを見て微笑む男性
夕方の住宅街の歩道で、配り終えたチラシの残りを抱えながらスマートフォンを見て微笑む男性

LP制作が向かない会社

正直に書いておきます。次の場合は、LPを作らないほうがよいと思います。

  • 広告もチラシも出す予定がない。LPは「来た人を受け止める1枚」なので、送り込む経路がないと誰にも読まれません。この場合は、検索で見つけてもらうホームページのほうが先です
  • 売りたいものが複数あって、1つに絞れない。全部を1枚に載せると、会社案内を縦に並べただけのページになります。それならホームページで十分です
  • 公開したら終わりにしたい。LPは、公開してからの数字を見て直すことで効いてきます。直す予定がないなら、20万円は高い買い物になります
  • 設計の打ち合わせに、時間を取れない。上の6つは、御社の商売を知っている方にしか答えられません。ここを省くと、当社は見た目の整った1枚しか作れません

最後の項目は、意地悪で書いているのではありません。20万円のうち、いちばん値打ちがあるのは打ち合わせの時間だからです。

まとめ。LPの費用は、枚数ではなく「決める時間」で決まる

長くなりましたので、まとめます。

1. ホームページは会社の案内、LPは申し込みを1つ取るための1枚。役目が違うので、費用のかかる場所も違う
2. 当社の料金は、ショールーム型15万円から、LP制作20万円から(いずれも税別)。世の中の相場はおおむね10万円から30万円程度で、この価格帯では競合の調査や公開後の改善が含まれないことが多い
3. ショールーム型が安いのは、並び順を当社が先に決めてあるから。LPは御社の1つの商品のために、毎回ゼロから決める
4. 費用の中身は、書き始める前の6つの決めごとと、読む人が引っかかる場所を確かめる時間。当社も自社ページで、写真と本文の食い違い・古い年号の写り込み・料金表の食い違いを踏んだ
5. 広告やチラシを出す予定がないなら、LPより先にホームページ。向かない場合は正直にお伝えする

もし今、LPとホームページのどちらを作るかで迷っていたら、出す予定の広告やチラシと、売りたい商品を1つ教えてください。LPが要るのか、ホームページで足りるのか、今はどちらも要らないのかを、ご相談の段階でお伝えします。料金とプランの全体像は、こちらのページにまとめています。

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