2026.09.30

中国生産・調達は1個から|定価を出さず都度見積にする理由

中国生産調達小ロット

中国生産・調達は1個から|定価を出さず都度見積にする理由

「作りたい部品がある。でも、国内の工場に聞いたら、そのロットでは受けられないと言われた」

「中国で作れば安いとは聞く。ただ、どこの工場に、何語で、どう頼めばいいのか分からない」

部品や資材を使う製造業の会社、自社の商品を持っている会社にとって、「作りたいものはあるのに、頼む先がない」という状態はよくある困りごとです。

当社(UMEO CREATE)は、いまはAI導入の相談とシステム開発が中心ですが、もう1本、中国での生産手配と調達という柱を持っています。図面1枚、現物1個からご相談いただけて、工場探し・言葉のやりとり・検品・輸入・納品までを、窓口ひとつでお引き受けしています。

この記事では、なぜAIの会社がこの仕事をしているのか、小ロットの中国生産で多くの会社がつまずく場所、料金を定価で出さずに都度お見積りにしている理由、依頼から納品までの流れと納期、そしてこのサービスが向かない方まで、正直に書きます。

金型や樹脂部品が並ぶ工場の作業台で、図面を手に部品を見比べる年配の職人と若い担当者
金型や樹脂部品が並ぶ工場の作業台で、図面を手に部品を見比べる年配の職人と若い担当者
この記事の目次(6項目)

中国生産・調達支援とは。図面1枚・現物1個から、窓口ひとつで

始まりは、父の製造・金型の仕事でした

私のモノづくりの原点は、亡き父の仕事だった製造・金型の現場です。手伝いをしながら図面と現物の世界を覚え、そのときに中国の工場やパートナーとのつながりができました。その後、キャリアの本線はIT企業に移り、約10年、システムの開発と運用をしてきました。

独立のきっかけになったのも、中国のパートナーと「一緒に輸入をやろう」という縁です。そこにAIとシステムの技術を足して、いまのUMEO CREATEがあります。

つまり、中国生産は後から付け足した新規事業ではなく、当社でいちばん古い仕事です。AIの仕事がどれだけ増えても、この柱は降ろさずに続けています。「作る」「仕入れる」は、会社の業務の中でもAIでは代わりがきかない部分だからです。

お引き受けしている範囲

中国生産・調達支援でお引き受けしているのは、次の範囲です。

  • 生産の手配: 図面または現物をもとに、工場と条件を詰めます
  • サンプルの確認: 量産の前に、現物で品質を確かめます
  • 検品: 出荷前に品質を確認します
  • 輸入・納品: 輸入・通関を経て、国内の指定先へ納品します

お客様がやりとりする相手は当社だけです。翻訳・交渉・検品まで当社が受け持つので、日本語だけで進められます。

これまで扱ってきた製品

単発のスポットから、毎月の継続供給まで扱ってきました。製品のカテゴリでいうと、次の6つです。

カテゴリ内容
金型・樹脂成形品金型の新規製作から、成形品の量産・保守管理まで
産業機器部品図面ベースの部品調達
資材・副資材スライダー・シール等を継続供給中
ボトル・容器ガラス瓶・メッキ加工キャップ等
スポーツ・遊具用品大ロットの調達・直送手配
生活雑貨・ノベルティ小ロットのオリジナル製作

ロットの幅も広く、最小は1個からご相談いただけます。1案件で800,000個を調達した実績もあります。これは上限ではないので、さらに大きなロットもご相談ください。

発注元の会社ではなく、実際にその品物を使う事業所へ直接届ける手配をした案件もあります。「いったん自社で受けて、また箱を詰め直して送る」という手間を省くためです。

小ロットの中国生産でつまずく3つの壁

検品台の上で、小さな樹脂部品を一つずつノギスで測って確かめる女性の検品担当者
検品台の上で、小さな樹脂部品を一つずつノギスで測って確かめる女性の検品担当者

中国での生産を自社だけで始めようとして止まる場所は、だいたい決まっています。

壁1 小ロットで受けてくれる工場が見つからない

工場にとって、数百個や数千個の注文は、機械を段取りする手間のわりに売上が小さい仕事です。問い合わせフォームから送っても、返事が来ない、あるいは最低ロットを大きく提示される。自社だけで探していると、ここで手が止まりがちです。

当社は、つながりのある工場へ直接手配するので、図面1枚、現物1個の段階からご相談いただけます。

壁2 品質と検品が不安

「届いてみたら、サンプルと違った」「100個のうち何個かが使えなかった」。海外生産でいちばん怖いのはここです。しかも、届いてから気づいても、作り直しにはまた何週間もかかります。

当社の進め方では、量産の前にサンプルで現物を確認し、出荷前に検品をします。 継続して供給している品目のなかには、1個あたりの検査費用を別に設定して、検査を確実に通すようにしているものもあります。安さより、届いたものがそのまま使えることを優先しています。

壁3 言葉と、やりとりの壁

図面の読み違い、寸法の単位、色の指定、梱包の仕方。1つひとつは小さなことですが、言葉が違うとそのたびに確認が往復し、1週間単位で時間が過ぎていきます。

当社が窓口に立つのは、この往復を当社の中で済ませるためです。お客様は、日本語で1回ご説明いただくだけで構いません。

中国生産の費用は何で決まるか。定価を出さない理由

工場の棚に並んだ大小の金属金型と、その前に置かれた樹脂の成形サンプル
工場の棚に並んだ大小の金属金型と、その前に置かれた樹脂の成形サンプル

当社のWebサイトでは、ほかのサービスには料金の目安を載せていますが、中国生産・調達支援だけは「お見積り 都度」としています。定価を出していない理由は1つで、製品によって費用が大きく変わるからです。

見積りを構成する費目

実際の見積りは、次のような費目の組み合わせで決まります。

費目変わる要因
製品の単価材料、大きさ、加工の数、仕上げ(メッキ・印刷など)、ロット
金型代新しく作るか、既存の型を使えるか。部品の形の複雑さ
サンプル何個・何回確認するか
検品・検査出荷前の検品の範囲、国内での検査を追加するか
輸送・輸入大きさ・重さ・数量、納期の急ぎ具合

たとえば、新しく金型を作る製品では、数千個規模のロットだと、金型代が製品代と同じくらいか、それを上回ることもあります。 逆に、既存の型が使える製品なら、金型代はかかりません。同じ「1,000個のプラスチック部品」でも、この違いだけで総額がまったく別物になります。

また、毎月の継続供給では、材料費などの事情で途中で単価が改定されることもあります。 一度決めた金額が永久に続くとは限らないので、改定があればその都度ご相談します。

もし当社が「1個◯円から」と定価を出せば、その数字は、どの製品にも当てはまらない数字になります。安い例を出せば期待と違う見積りが届き、高い例を出せば相談の入口で諦める方が出てしまう。どちらも、お客様にとって良いことがありません。

そこで、図面または現物を拝見してから、条件を詰めた見積りをお出しすることにしています。料金は全て一例です。ご予算に合ったプランの提案が可能です。「この予算で、どこまでできるか」という聞き方でのご相談も歓迎しています。

見積書・納品書まで、当社の仕組みで出しています

余談ですが、当社はAIとシステムの会社なので、中国生産の見積書・納品書・請求書も、自社で作った仕組みで出しています。納品書は、上半分が納品書、下半分が切り取り線つきの受領書になったA4の1枚です。受け取る側の方が、ハンコを押して半分だけ返せば済むようにしました。

こうした事務の手間を減らす工夫は、AI導入のご相談でお客様の会社に持ち込んでいるものと同じです。

依頼から納品までの流れと、納期の目安

港の倉庫で、積み上がった段ボール箱とコンテナを前に、出荷リストを確認する作業員
港の倉庫で、積み上がった段ボール箱とコンテナを前に、出荷リストを確認する作業員

4ステップで進みます

1. 図面・現物の確認 — 作りたいものを確認します。図面がなくても、現物が1個あればご相談いただけます
2. 見積り — 工場と条件を詰め、費目ごとの見積りをお出しします
3. サンプル確認 — 量産の前に、現物で品質を確かめていただきます
4. 量産・納品 — 輸入・検品を経て、ご指定の場所へ納品します

納期は、通常30日から45日程度です

通常の納期は30日から45日程度です。内容・条件によっては、最短1週間程度での納品にも対応します。

ただし、最短1週間は「条件がそろったとき」の数字です。金型を新しく作る場合は、型ができるまでの期間がその前に加わります。「◯月の展示会に間に合わせたい」など締め切りが決まっている場合は、最初のご相談のときにお伝えください。逆算して、間に合う段取りを一緒に組みます。

このサービスが向かない方

正直に書きます。次に当てはまる方には、当社のサービスは合わないかもしれません。

  • 数日後に必要な方。 通常の納期は30日から45日程度です。最短1週間の対応も、内容と条件がそろった場合に限ります
  • 図面も現物も見せずに、まず定価だけ知りたい方。 製品によって費用が大きく変わるため、拝見する前に金額はお出しできません
  • とにかく最安値の工場を探したい方。 当社は、検品を通して「届いたものがそのまま使える」ことを優先しています。安さだけで比べると、ほかの方法のほうが安く見えることがあります

反対に、「作りたいものはあるが、どこから手をつければいいか分からない」という段階のご相談こそ、お役に立てると思います。

町工場の事務所で、机の上の部品サンプルを手に取りながら、向かい合って話す二人
町工場の事務所で、机の上の部品サンプルを手に取りながら、向かい合って話す二人

まとめ

  • UMEO CREATEは、AI導入の支援とあわせて、中国での生産手配・調達をお引き受けしています。父の代の製造・金型の仕事から続く、当社でいちばん古い柱です
  • 図面1枚、現物1個からご相談可能です。1案件で800,000個を調達した実績もあり、さらに大きなロットもご相談いただけます
  • 工場探し・翻訳・交渉・検品・輸入・納品まで窓口ひとつ。日本語だけで進められます
  • 料金は、製品によって大きく変わるため都度お見積りです。金型・サンプル・検品・輸送まで、費目ごとにご説明します。料金は全て一例です。ご予算に合ったプランの提案が可能です
  • 納期は通常30日から45日程度。内容・条件により最短1週間程度にも対応します

▼ 中国生産・調達支援の詳細
図面1枚、現物1個から。中国生産・調達支援

▼ ほかのサービスの料金
料金一覧


【群馬・北関東の中小企業・ひとり社長のAI導入をサポート】

UMEO CREATE(ウメオクリエイト)では、群馬県(高崎・前橋・太田・伊勢崎・吉岡町など)を中心に、中小企業や個人事業主・ひとり社長様向けの「AI導入・業務自動化・DX伴走コンサルティング」を行っています。

「自社の業務でもAIを使える?」「何から手をつければいいかわからない」「面倒な事務作業を自動化したい」といったご相談は、お気軽に公式LINEまたはWebサイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

「うちの何にAIを使えるのか」から決めたい方へ

17問の選択式に答えるだけで、どの業務から手をつけるかがその場で分かる 「3分でわかる 業務のムダ診断」を無料で公開しています。連絡先の入力はありません。

3分の診断をやってみる(無料・連絡先なし) 紙のチェックリスト(PDF)がよい方はこちら

群馬県内でのAI導入・業務システム開発・AI研修のご相談を承っています。「何から始めればいいか分からない」段階からで構いません。下のフォームからお気軽にどうぞ。

← コラム一覧へ戻る

「AIで何ができるか分からない」
その段階のご相談こそ、歓迎です。

現状の業務の困りごとを伺うところから始めます。売り込みはしません。お気軽にどうぞ。

1営業日以内にご返信いたします。

フォームのほか、LINEでもご相談を承っています
LINEで相談する
友だち追加後、そのままトークでご質問いただけます

営業・ご提案のご連絡も、こちらのフォームからお願いいたします。
お電話での営業はお受けしておりません。