2026.10.29

AI導入の相談前に知りたいこと|5段階でお願いすることを公開

AI導入相談の流れお知らせ

AI導入の相談前に知りたいこと|5段階でお願いすることを公開

「AIの相談をしてみたい。でも、相談したら何をさせられるのか分からない」

初めて外の会社にAIの導入を頼むとき、手が止まるのはここではないでしょうか。資料を山ほど用意しないといけないのか。いきなり高い見積書が出てくるのか。社員が何日も付き合わされるのか。分からないことが多いと、問い合わせのボタンはなかなか押せません。

当社(UMEO CREATE)は、群馬で代表ひとりでやっている会社です。中小企業やひとり社長のAI導入・業務の仕組みづくりをお手伝いしています。

当社のホームページには、ご相談から定着までを5つの段階に分け、それぞれの段階で「お客様にお願いすること」と「当社がやること」を並べて書いたページがあります。この記事では、なぜそこまで書いて公開しているのか、各段階で実際に何が起きるのか、費用はどこで決まるのか、そして公開してみて何人に見られたのかを、自社の数字のまま書きます。

この記事の目次(7項目)

AI導入の相談で、まず気になるのは「何をさせられるのか」

机に資料を広げて打ち合わせをしている様子(写真はAIによるイメージです)
机に資料を広げて打ち合わせをしている様子(写真はAIによるイメージです)

初めてAI導入を外に頼むとき、気になるのは技術のことより、もっと手前のことではないでしょうか。

  • 相談する内容がまとまっていないが、それでも連絡してよいのか
  • どの時点からお金がかかるのか
  • 社内の誰が、どれくらい時間を取られるのか
  • 頼んだら最後、断りにくくなるのではないか

どれも、相談先の会社が最初に説明しておけば済む話です。「ヒアリング→提案→導入→運用」という矢印だけでは、この不安は消えません。知りたいのは、お客様側が各段階で何をするのかだからです。

当社が「流れ」を書くようになった理由

正直に書くと、当社にも反省があります。

AIの仕事を始めたばかりの頃、「自動化します」という道具の話を先にして案件に入ったことがありました。仕組みはきちんと動きました。それでも、成果として実感していただける形にはなっていませんでした。

振り返ると、原因ははっきりしていました。道具を先に決めたせいで、いちばん痛い業務ではなく、自動化しやすい業務を選んでいたのです。成果の物差しも「自動化できたか」になっていて、「困りごとが減ったか」とずれていました。

それ以来、当社は道具の話から入るのをやめました。最初に困りごとを伺い、時間のかかっている作業を一緒に特定してから、何を使うかを決めます。その順番をお客様と共有するために作ったのが、5つの段階のページです。順番が見えていれば、「いきなり道具を売られる」心配もしなくて済みます。

AI導入の相談から定着までの5段階

最初のご相談の様子(写真はAIによるイメージです)
最初のご相談の様子(写真はAIによるイメージです)

ここからは、公開中のページに書いている5つの段階を、そのまま順に紹介します。各段階の「お客様」「当社」の欄は、ページの記載どおりです。

1. お問い合わせ

フォームかLINEでご連絡いただく段階です。困りごとを伺うだけで構いません。

  • お客様にお願いすること:困っていることを、分かる範囲でお聞かせください。うまくまとまっていなくて大丈夫です
  • 当社がやること:1営業日以内にご返信し、日程を調整します。この段階で費用は発生しません

「何を相談すればいいのか分からない」という状態で連絡をいただいて、まったく問題ありません。むしろ、内容が固まっていない段階のほうが、遠回りせずに済むことが多いです。

2. 無料の社内勉強会

AIの活用事例と、御社の業務での使いどころをご説明する段階です。ここまで費用はかかりません。

  • お客様にお願いすること:普段の業務で手間だと感じている作業をお聞かせください。資料の準備は不要です
  • 当社がやること:業種の近い他社の事例をご紹介し、御社の業務でAIが向く作業・向かない作業を切り分けます

この段階の目的は、AIを売り込むことではありません。「向かない作業」を先にはっきりさせることです。何でもAIでできるように見せてしまうと、あとで期待と結果がずれます。

3. 業務の棚卸しとお見積り

一番時間のかかっている作業を特定し、進め方と費用をお出しする段階です。

  • お客様にお願いすること:対象になりそうな業務の流れと、今使っているExcelや書類を見せていただきます
  • 当社がやること:作業時間を実測して優先順位をつけ、進め方・期間・費用をご提案します。ここで判断いただけます

「棚卸し」とは、社内の業務を一つずつ書き出して、どれにどれだけ時間がかかっているかを並べることです。倉庫の在庫を数えるのと同じで、数えてみると「思っていた所」と「本当に時間を食っている所」が違うことがよくあります。

4. 導入・実装

小さく作って動かし、現場で実際に使えるまで調整する段階です。

  • お客様にお願いすること:実際に使う方に触っていただき、使いにくいところを率直に教えてください
  • 当社がやること:開発から設定まで手を動かします。操作手順書をお渡しし、現場に合うまで作り直します

ここでお願いしているのは、「遠慮なく文句を言ってください」ということです。使う人が我慢して使う仕組みは、半年後には使われなくなっています。

5. 定着と改善

使われ続けているかを確認し、必要に応じて手を入れる段階です。

  • お客様にお願いすること:運用してみて出てきた「ここが面倒」をお知らせください
  • 当社がやること:使われているかを確認し、次に手をつける作業を一緒に決めます。放置しません

導入した日がゴールではなく、使われ続けているかを確かめるところまでが仕事だと考えています。

AI導入の費用はいつ決まるか。3段階目で判断いただきます

業務の流れを一緒に整理している様子(写真はAIによるイメージです)
業務の流れを一緒に整理している様子(写真はAIによるイメージです)

費用について、ページで「発生しない」「かからない」と明記しているのは、1段階目のお問い合わせと、2段階目の無料の社内勉強会です。

そして3段階目の「業務の棚卸しとお見積り」で、進め方・期間・費用をまとめてお出しします。続けるかどうかは、その内容を見てから判断いただけます。 先に契約をお願いして、あとから中身を決めることはしません。

料金の目安

参考までに、当社の主な料金を載せておきます。

メニュー内容料金(税別)
初回の社内セミナーAIの活用事例と、御社での使いどころのご説明無料
AIエージェント導入支援まず1つの業務にAIを入れて効果を確かめる(半日から5時間・手順書つき・30日間サポート)10万円
AI相談し放題チャットでいつでもご相談いただける月額プラン月5万円
月額伴走(訪問つき)社内に定着するまで継続してお手伝い月15万円から
業務システム開発業務に合わせた仕組みを作る1ツール50万円から

全て一例です。ご予算に合ったプランのご提案が可能です。料金の全体は料金ページに、まず1つの業務から始める進め方はAIエージェント導入支援のページに載せています。

実際にどれくらい変わったか

3段階目で「一番時間のかかっている作業」を特定し、4段階目で小さく作った結果は、導入事例のページに1件ずつ載せています。たとえば、見積書づくりが1件あたり60分から約5分になった例(群馬県桐生市の電気工事会社様)があります。数字は導入前後の作業時間をもとにした概算です。

「やらないほうがいい」と言う、3つの約束

現場で実際に操作していただいている様子(写真はAIによるイメージです)
現場で実際に操作していただいている様子(写真はAIによるイメージです)

5つの段階のページには、流れと一緒に、当社の姿勢を3つ書いています。どれも「売らない」ほうに寄った約束です。

AIを使わないほうがよい場合は、そう言います

件数が少ない作業や、判断・交渉が必要な仕事は、無理にAIへ寄せないほうがうまくいきます。費用に見合わないと判断したら、その場でお伝えします。

月に数回しか発生しない作業を自動化しても、作る費用を取り戻すまでに何年もかかることがあります。そういうときは「今のままのほうが安いです」と申し上げます。

大きな仕組みを一度に作りません

一番手間のかかっている作業ひとつから始めます。効果を確認してから次に広げるほうが、結果的に早く、失敗したときの損も小さくて済みます。

最初の反省で書いたとおり、全体を一気に作ろうとすると、いちばん痛い所を外したまま進んでしまうことがあります。ひとつ作って、使ってもらって、時間が減ったかを数える。それを繰り返すほうが確実です。

作って終わりにしません

納品後に使われなくなる仕組みが一番もったいないので、定着したかどうかまで見るのが前提です。

流れのページを公開して分かった数字

ここからは、少し耳の痛い数字の話です。

アクセス解析(GA4)で、2026年7月25日から10月28日までの期間を数えると、こうなっていました(自動で巡回してくるプログラムの影響が大きいLinuxからのアクセスは除いています)。

ページ表示見た人
トップページ573回310人
料金ページ57回28人
導入事例のページ38回19人
5つの段階のページ21回11人

5つの段階のページを見たのは11人でした。料金ページの半分以下です。

ここから分かるのは、サイトを訪れた方の多くは、まず値段と実績を見て、進め方のページまでは進んでいないということです。考えてみれば当然で、「いくらかかるか」「本当に効果があるのか」が気になるのは自然な順番です。

一方で、「何をさせられるのか分からない」という不安は、値段の表だけでは消えません。この記事は、その反省から書いています。進め方のページは作っただけで、ほとんど知られていなかった。だから今回は、正面から「こういう順番で進めます」とお知らせすることにしました。

ご相談から定着までの5つの段階は、こちらのページにまとめています

この進め方が向かない方

導入後に使われ続けているかを確かめている様子(写真はAIによるイメージです)
導入後に使われ続けているかを確かめている様子(写真はAIによるイメージです)

正直に書きます。次のような方には、当社の進め方は合わないかもしれません。

  • 作ってほしい物の仕様が、もう決まっている方:棚卸しの段階は済んでいます。仕様書をもとに、直接お見積りのご相談から始めたほうが早いです
  • 社内全体のAI化を、一度にまとめて進めたい方:当社は一番手間のかかっている作業ひとつから始めます。全社を同時に変える大きな計画には向きません
  • 現場の方が触る時間をまったく取れない方:4段階目で「実際に使う方に触っていただく」ことをお願いしています。ここを省くと、使われない仕組みができてしまいます

逆に、「何から手をつければいいか分からない」「相談する内容がまとまっていない」という方には、いちばん合う進め方だと考えています。

まとめ

  • AI導入の相談で、まず気になるのは「何をさせられるのか分からない」こと。当社は5つの段階ごとに、お客様にお願いすることと当社がやることを分けて公開しています
  • 1段階目のお問い合わせと、2段階目の無料の社内勉強会では、費用は発生しません。3段階目で進め方・期間・費用をお出しし、そこで判断いただけます
  • AIを使わないほうがよい場合はそう言う、大きな仕組みを一度に作らない、作って終わりにしない、の3つを約束しています
  • 5つの段階のページを見たのは、約3か月で11人でした。作っただけでは届かない、を自社で確かめた数字です

【群馬・北関東の中小企業・ひとり社長のAI導入をサポート】

UMEO CREATE(ウメオクリエイト)では、群馬県(高崎・前橋・太田・伊勢崎・吉岡町など)を中心に、中小企業や個人事業主・ひとり社長様向けの「AI導入・業務自動化・DX伴走コンサルティング」を行っています。

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